『おーい? 支喜ちゃん?』



友里が私の目の前で手を翳す。



それに気付き


私は現実世界に意識が戻る。




「あっ・・・友里だ、おはよ」



私は棒読み的な感じで挨拶をする。




『大丈夫? 何かおかしいよ?』



友里は私の額に手を当てた。