私はウザくてウザくて、堪らなかった。 金持ちは余り好きじゃない… ましてや顔が良い、金持ちは特に嫌い 『1-Aの伊田 支喜 お前を一千万で買い取る』 王子様Aがそう言うと 一気に静まり返る教室。 私も上手く、状況が理解できず 目を見開きながら、口をあんぐりと開けている。 『おい、お前。 聞いてなかったのか?』 王子Aの一言で我に返る。 「丁重にお断りします」 ソレだけ言うと、私は王子Aをキッと睨む。