愛して…

「ったくふざけんなよ。」

でも奴のほうが
何枚も上手だったみたい…

「きゃっ…」

あたしの声と共に
見える世界が逆転した。

お、おおおおお落ち着け!!
大丈夫!!目の前にいるのは
ただの猿よ!!

「おい、美那…
あんま調子のんなよ…??」

「んなっ…!!」

今のあたしは完全に不利…
だって目の前に奴、
捕らえられた両手首…

「謝れ。」