こちらが気分悪く
N中の悪口を言っていると
N中の生徒はじゃんけんを
しながらこしょこしょ
何か言っていた。

「中学生にもなって
しょうもない事するなよな」
『ヤンキーがじゃんけんとか
笑えるって(笑)』

そんな会話をしていると
N中の中の生徒一人が
立ち上がってこちら側に
向かって歩いてきた。

「なんか来たし(笑)」
『はい、だるいよ~』

小さな声でそう言ったのは
内緒って事で(笑)♪

N中の男は私の肩を
トントンと叩いてきた。

…………

トントン。

…………

「…無視~?」

うざい。って思った。
だから無視した。

「何年生~?」

男は勝手に一人で話だした。
まあそこも無視。




…するつもりだったのに

「なあなあ~」

しつこすぎ!!

『2年やけどー』
「2年!?まぢ?」
『まぢぃ~』
「なあ、アド教えてや」
『携帯持ってないねん』

とか言いながら
目の前に携帯を置いてた(笑)
やっぱちょっと
その嘘はきつかったらしく

「もろあるやん(笑)!」
『充電ないから嫌ー』
「お願いやって!」

相変わらずしつこかったので
その場だけは教えといて
メールは無視しようと思った。

「ありがとぉ。じゃあ」

アドを教えると
満足したかのように帰っていった。

「なんやねんな(笑)」
『ああゆうのだるいわ』

華南はあいにく
アドを聞かれなかった為
アドの話を引きずるのは
ちょっと気まずいなって
思ったので

『移動しよ』

と言って場所移動
する事にした。