アイスバーグに託す曖昧

小さな頃から暗がりで本を読むのが好きだった。

勉強の際は決まって手元のスタンドだけを点け、
その灯りの届く宇宙の狭さに安心する自分がいた。

それが十分に作用したかは分からないけれど、
俺は中学に上がる頃にはすっかりとメガネ仕様だった。