「って、なんでウチにいるの!?」 あたしはいまだにパジャマの格好で由宇に詰め寄る。 「せっかくの休日だから、奈央子の家に泊まろうかと思って」 「と、泊まる!?」 「あぁ、泊まる」 「布団とかないよ?」 「一緒に寝る」 そこまで言われて、あたしは再びボンッと赤くなった。 「何、お前…」 由宇はクスリと笑ってあたしを覗き込む。 「み、見ないでよ!」 あたしは恥ずかしくて顔を背けようとしたが、アイツが顎を掴んだ。 「…あんま可愛いことすんな」 「……っ!?」 そして、チュッとキスをした。