「うゎーん…! 由宇のばかーー」 「…なんでだよ」 なんでこんなに好きなんだろう。 ばか由宇。 あたしにこんなに悩ませて。 でも。 好きだぁーーー! おもいっきり腕を広げて由宇に抱きついた。 「だから、何なんだよ」 面倒臭そうに呟きながら、優しく受けとめてくれて、二人でベッドに倒れこんだ。 今日は泣いてばっかり。 でも、それは全て由宇が好きだから。 「…由宇…?」 「なに」 「……好き」 「あ?」 「…大好き!!」 そう言うと、由宇はとびきり甘いキスをしてくれた。