………ブッ…! あたし、 もしかして、寝言ただ漏れ…!? でも、由宇があたしのこと嫌いにならないでくれてよかった。 ………やっぱり、なんだかんだ言って由宇は優しい。 何故か、今由宇は夕御飯を作っている。 扉の向こうからジュージュー聞こえるから、それなりに料理ができるんだろう。 でもちょっぴり寂しくなって、撫でられた頭をそっと触る。 もうすぐ新学期。 由宇と出会って半年が経つ。 半年前は、こんなに由宇のことを好きになるなんて思ってもみなかった。