ふと寄せられた眉がきれいで、あたしは真に見惚れてしまった。 「そ。彼氏」 由宇は見せつけるように、惚けてるあたしの手に手を絡ませてイチャイチャしている。 「………そんなの、認めない」 「あ?」 「奈央子は俺の婚約者だ。お前が彼氏なんて認めない」 急に冷たくなった口調。 あたしは驚いて目を瞬かせた。 ゆっくりとあたしを見て、由宇の手を払うとキュッと握った。 「奈央子、思い出さない?夕方の公園で俺がおもちゃの指輪をあげたんだ」