不敵な笑みを浮かべて真は由宇に聞いた。 「この人は…」 「奈央子」 「……?」 「俺はコイツにきいたんだ」 やんわりと説明を拒否されて、仕方なく押し黙る。 「…俺は…」 「まさか恋人とか言わないよね。 奈央子は俺と約束してくれたんだ。 俺が18歳になったら結婚してくれるって」 「……結婚?」 「そ。結婚」