どういうことだろう。


なぜ、ここにコイツがいるのか。


寝起きの頭ではなかなか理解出来ない。


「…なんで?」


無意識に声に出してしまった。






あたしはリビングのソファーで寝ている由宇を見つめた。


今日、家に来るなんて一言も言っていなかった。


っていうか、どうやって入ってきたの!?


鍵はちゃんと閉めたはず。

……あれ、閉めたっけ?