結局マンションに着いたのは夜遅く。


思ったより遅くなった帰宅に、小さくため息をついた。




「なんかすげー楽しかった」


「そりゃよかったね」


「次はテレビ見るっ!!!」


「あー、はいはい」





さっさとテレビの前を陣取ってしまった優羽を横目に、今日買った服を直していく。


ちなみに優羽はテレビがお気に入り。


多分内容はわかっていないけど、何故か面白いらしい。






「ほなうちも見よかな」




部屋着に着替え、明るい髪を二つに束ねる。


優羽の隣に腰掛けようとした時だった。












…―どくんっ!!!









「キ、メラ?」





.