「なに…?」 ぽたぽたと優羽の涙が頬に当たる。 冷たいのに暖かい。 悲しい。 「裏切って、ごめ…な」 「そんなこと!!!」 「本間は優羽のこ、と好き…から」 「もうええから!!!」 「指輪…ごめん」 ずっと優羽が好きやった。 だからこうして帰ってこれてよかった。 「ゆう…え、いこ」 もう何も見えない。 目を開けているのに何も写らない。 体が寒い。 優羽に抱き締められているのに、体が冷たい。 .