キュッ、とお互い空で立ち止まり睨み合う。 周りの音が聞こえなくなるくらいに。 「愛莉は好きだがお前は嫌いだな」 「ありがとう」 「では本気で行こうか」 瞬間、二人の足元に魔法陣が広がる。 そして背後から現れた二匹の猛獣。 召還獣。 「グルルル!!!」 私の何倍もの大きさの黒猫。 尾は三本に別れている。 「久しぶりだな、お前の"禰夢"(ねむ)」 「櫂莉の"閻魔"(えんま)もね」 櫂莉の召還獣、閻魔。 禰夢より少し大きく、赤と黒の虎。 「禰夢、行くで」 .