「今度こそ終わりだ、神」


「……………」


「今更怖じ気づいたか?」




櫂莉の言葉に神は何も言わない。

ただ、微笑んでいた。




「さぁどうかしら?」




神に影が掛かる。

それは櫂莉の影ではなく、その背後。







「こっち向け」






私の影。







ドオォオン!!!






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