後ろを軽く振り向くと、驚いた顔の神様がいて。 「お久しぶりです」 軽く笑い、ズブズブと刀を抜く。 溢れる血は止まらないが今は安心の方が高鳴っていた。 ―よかった。 「あい!!!」 近くから聞こえた声の方に振り向くと、青い顔をした栄子。 よかった、怪我してへんみたい。 「―大丈夫」 頷くと正面に向き直す。 目の前の彼の瞳孔は鋭くなり、痛いぐらいに睨まれる。 それでも目を逸らしてはいけない、絶対に。 .