がやがやと賑わう街。 だが私が来た事によって、それは静寂と化す。 「死神は何処?」 ちりん、と鈴が鳴る。 綺麗な音とは正反対の怒りに震えた声。 死神しか、天界に続く道を作れない。 「これはこれは愛莉様…どうされました?」 人混みの中から現れたのは、まさしく死神。 顔は面を被っていて見えないが、前見た時と同じ。 「天界へと道を開けて」 「天界へ?愛莉様も行くのですか?」 「うん」 こいつは私が拘束されていた事を知らない。 なら、好都合。 .