どくん、どくん
心臓が激しく鼓動して、息がしずらい。
だって、そんなん知ってるはずがない。
「あい…お前、」
「優羽知らんと思ってたやろ?」
まさしくその通り。
知らんと思うどころか、検討もつかんかった。
「何処で、そんな」
「魔神に戻ったんやで?知らんわけないやん」
魔神に戻った…?
いつまでそんな事言ってんねん…!!!
だから、お前は
「お前は魔神ちゃうやろ…!!!」
「じゃあこれを見ぃや!!!」
目の前で裾を持ち上げて、反射的に二の腕を見る。
そこには魔神独特の入れ墨。
それも最高地位にしか浮かばないというもの。
噂でしか聞いたことがなかった、それが今…目の前に。
「似合うやろ?この羽」
悪魔の羽と共に俺の目に映っている。
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