「俺近くでブラブラしてるね」 「はーい」 久しぶりの人間界は何も変わっていなかった。 人が溢れ、みんな楽しそう。 ここで私は戦っていたんだ…―。 「早くブレスレット…」 綺羅は何処かへ飛んでいってしまったので、ベランダに降り立った。 恐る恐る窓から部屋の中を見ても誰もいない。 …本当に天界へ帰ったんやね。 でも、よかった。 カラカラカラ… 窓を開けて部屋の中に入る。 懐かしい匂い、懐かしいソファー。 ここでいつも笑い合っていたっけ…―。 .