そろりそろりと後ろ振り向く。 暗闇に光る四つの目。 鼻は尖っていて、牙が剥き出しになっている。 そして手足は人間で指からは爪が伸びているけど、まるで獣。 「………―キメラ」 真っ直ぐに私を見ている。 …怖い。 「殺、ス!!!」 「へ?」 喋った、と思ったと同時にキメラは手をかざす。 避けられる速さだったのだけれど、なぜか避けられなくて ザクッ…!!! 気がつけばキメラの爪は私の肩を貫通していて 「あ…」 それを認識するのに時間が掛かった。 .