「…………い」 「…………」 「おい、あいって」 「え…?」 肩をポンと叩かれ振り向く。 そこには心配したような優羽がいて、 「もう回収したで」 「え、あ…」 手に持つ剣には血がべっとりついている。 …現実に戻ったんだ。 「ボー、としてどないしてん」 「べ、別に!!!」 「ふーん?」 水晶を天界に送っている優羽から目を逸らす。 どくん、どくん 優羽が見れない。 涙が出てきそうで胸が締め付けられる。 「おい、」 .