早速店員さんを呼んでケースから出してもらう。
より近くで見た指輪はやっぱり可愛い…。
「こちらでよろしいですか?」
「はいっ!!!」
「金払うからあっち行っとけ」
「あ、うん」
そう言うと、優羽と店員さんはレジに向かう。
…男ってあんまり払うとこ見せたくないもんなんかな?
考えながら店の中の商品をぼんやり見ていることにした。
「んふっ」
でも嬉しいな、ペアリング。
初めてやし、それが優羽って幸せ。
こんなに幸せでいいんかなー…。
「何ニヤニヤしてんねん」
「いたっ」
数十分後、会計を済ませた優羽に頭を叩かれる。
会計が遅かったのが多少気になったけど、優羽の手にある紙袋が思考を遮った。
「ゆっ、指輪っ!!!」
「落ち着け、帰ってからな」
「うんっ!!!」
再び手を繋ぎ、店員さんに見送られて店を後にした。
…早く家帰りたい!!!
.

