首を傾げて神を見る。


考えても検討がつかないので、言葉を待った。





「また、私達に協力してくれるかしら?」


「協力…?」


「そう…魔界と戦ってくれるって」





意外な言葉に言葉を詰まらせる。


きっと神様は私が魔神だから聞いたんだよね。


…答えは決まってる。





「私は始めから天界の為に戦っています」





優羽との契約も、キメラを倒し続けたのも。


私は天界や人間界を救いたいから。





「…よかったわ、そう思っててくれて」


「神様のお陰ですっ」





神様が私を変えてくれたから。


人殺しから人を救う私に。


これ以上の事はないよ。





「これから怪我をしたり、痛い思いをするかもしれないわよ?」


「そんなの慣れてます!!!」





なんたって肩と足首とお腹貫かれてますから。


って自慢にならないか。






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