「あい様、神がお呼びです」 そう言われたのは栄子との約束を終えて直ぐの事。 一人で王宮に向かい、カツカツと私の足音が響く。 「優羽まだかなー…」 優羽も呼ばれたが、先に風呂に入るらしくて後で来るらしい。 …正直不安。 大きすぎる扉の前に立つと、再び両側にいる天使に睨まれる。 「失礼のないように」 「…はい」 わかってるっつーの!!! イライラする心を押さえながら扉をノックする。 コンコン、 「どうぞ」 .