結局準備が早く出来てしまったけど、なんとか時間を潰して二十三時。
天界に行くまで後一時間。
「マニキュアも大丈夫やし、化粧も大丈夫!!!」
「女って大変やなー」
「いいのっ」
優羽の髪はストレートだから羨ましい。
いつもセットしてあるみたいやし…。
いいなぁー。
「後少しか」
「えっ、もうそんな時間?!」
「そんな時間」
化粧直しやら優羽を観察してたら残り数分。
嬉しいけど焦るっ!!!
「ちょっとあい、こっち来て」
「はい?」
手招きをされて優羽の隣に立つ。
すると急に腰を掴まれた。
「えっ?何?」
「いいから」
焦る私とは対象的に、冷静な優羽は部屋の全ての明かりを消す。
そして変わりに足元に大きな魔法陣が現れ、その線と文字だけが光っていた。
「わわっ…」
「時間や」
いつの間にか手に持っていた水晶は宙に浮いて消えて行く。
と、同時に魔法陣の光は柱の様に大きくなる。
「戦士になっとけ」
「えっ?!今更?!」
「後絶対離れるなよ」
「ちょっと待っ―…」
光は凄いスピードで私達を包む。
その光に耐えきれず、必死で優羽にしがみつき目を瞑った。
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