「ほな契約せなな」 そう言って、彼は私に向かって片手をかざす。 「契約?」 「お前の力を引き出す為もある」 「力?」 「だからお前はもともと選ばれた戦士、力を無意識に制御してんねん」 前々から決まってたって事? しかも戦士…。 「おい、光を消せ」 「あ、はい」 リモコンで電気を消す。 一瞬で部屋は真っ暗になって、何も見えなくなった。 .