水晶の中がグルグルと渦巻いている。 私には何も見えない。 …優羽には見えてるんかな? 「後二体」 「え?」 「二体でシールドが外れる」 「えぇ!!!」 二体って、すぐやん!!! 余りにも早すぎて、頭が混乱する。 「その代わり魔界の奴は必死になるやろ」 「…あ、そうか」 「今まで道理にはいかへんわな」 向こうだって易々とシールドを破らせない。 きっとまた綺羅に会うことになるだろう。 …夜叉にはなりたくない。 「気、引き締めろよ」 「うん…」 負けない、 絶対に。 .