「ひっ…く…」
「あい…」
家に着いても、私は優羽に抱きついたまま泣いていた。
そして優羽も何も言わずに抱き締めていてくれている。
体の傷は治せても、心の傷は消えてくれない。
それを解ってくれる優羽が単純に嬉しかった。
「ゆ、う…」
「ん?」
ぐす、と鼻を鳴らして更にきつく抱き付く。
「栄子が死んだのはうちのせいやんな…」
「……………」
「魔界に入るの拒否したから、それで」
「もういいやろ」
そう言った優羽の顔は何故か泣きそうで、
「これ以上自分を責めんな」
痛いくらいに、きつく抱き締められた。
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