夜が明けて、いつも通りコーヒーと煙草。 そして、昨日見た彼女の事を思い出していた。 「なんで彼女が?」 ハッとして、無理やり違う事を考え様とした。 今までの僕なら、特定の人を思い返すなんて、したことも無かったからだ。 自分の親の事でさえもだ。 少し早いが、自分の中のかけ違えたボタンを直して、仕事に出掛ける事にした。