満ち足りない月





セシルは下を向いて、眉を潜めながら言った。


「それで……捕まったらどうなるの?」


質問したものの、とてもラルウィルの顔をもともに見れそうもない。


答えは一息おいて返ってきた。



「―――始末されるだろうな」


セシルはその低い声が耳に入ってくると、すぐに顔を上げた。

恐らく顔はひきつっているだろう。


しかしラルウィル自身は悲しそうにこちらを見ていて、笑っている…ようにも見えた。