沈黙は続いた。 そんな中、段々とセシルの中にあった堅いものがガラガラと崩れていた。 それは堅い堅いものだったのにそれを溶かすものがあったのだ。 寂しさと孤独、信用、そして罪悪感。 この人なら大丈夫。 誰かに話したい。聞いてもらいたい。 秘密はやがて自身に孤独を生む。 セシルには一人で抱える事が出来なかった。誰かに言わないと不安で押し潰されそうだ。 知らず知らずの内にセシルは声を出していた。 「…ごめんなさい」