「訳は屋敷で話そう。ここは危険だ。……君は今夜も屋敷に泊まった方がいい」 ラルウィルは申し訳なさそうに俯いて言った。 「…そうね」 セシルは静かにそう答えたが、本当にこれでいいのだろうか、と思った。 またこの人に迷惑をかけることになる。 何より自分自身、またあそこで一晩過ごす事によって自分の中の何かが止められそうにない気がするのだ。