息も少しずつ荒くなる。 セシルは自分のこの激しくなる心臓の音が相手にも伝わっている気がしてならなくて気が気ではない。 こんな状況なのにそんな事ばかり考えている自分を情けなくなり思いながら、半分耳を傾けている草の音を聞いた。 やがてぴたりとその音が止んだ。 「おかしいな、この辺りじゃないか?」 「そのはずですが…」 さっきの男達だ。