「そういえば、部活はもう終わったのか?」



颯太が明るい声で話題を変えると、響子もどこかホッとした様な表情になった。



「うん。今さっき。そろそろみんな部室に来る頃だと思う。」


「そっか。」



この場が、妙な空気を纏いつつも、少し和んだかのような気がした時だった。



「…生存数は?どうだったんだ?」



翼の冷静だが緊迫した声に、空気がピリリと張り詰めた。

微笑んでいた響子の顔が、サッと青ざめる。



「あ…っそ、それが…」



目を泳がせ、言葉を濁して俯く響子の声は、心なしか震えている。

そんな彼女を見て、翼は大方の予想がついた。



「教えてくれ。どれだけが生き残ったんだ?」



力強い目と真剣な声音に射抜かれ、響子はシャンと背筋を伸ばした。



「じょ、女子が15人、男子が30人…。合わせて、45人だった…」


「まじかよ…」



颯太が息を呑むようにして呟いた。

女子は8人、男子は5人、合計で13人もの部員がやられたことになる。