「今日の朝練は以上!放課後練習は5時からだ!各自解散!」
鬼城がそう怒鳴り散らした後、集合していた生徒達はバラバラと解散し始めた。
「女子の減りがハンパねぇな。」
颯太がそう言いながら、近づいて来た。
「あぁ。やっぱり女子の方が、筋力的にも体力的にも劣るからな。」
「かわいそうになー。女子に生まれたばっかりに。」
腕を首の後ろで組み、空を仰ぎながら、翔が言った。
「女子でも男子でも、危険なのは同じだろ。」
「まぁな。あーあ。なんでこんな部活 入っちまったんだか…。」
翔が空を向いたまま溜息をついた。


