「今日がお前たちの最後の試練でもある」

夢の国の女王でもあるクラーン様はそう言った

みんなはがやがやとささやきが後を絶たなかった

「女王様、今日が最後の試練と言うと・・・」

すると薄い唇のクラーンはふ、っとほほえみながら

「そうだ。今日はクリスマス。本物の恋を探すということがお前たちの最後の試練、い

いえ、使命なのです。」

「しかし、女王様。私たち妖精は恋を禁じられているはずです!本物の恋を知っていい

ことなんぞありませんぞ!!」

一人の妖精が言った。

「女王様。どうしてそんなご使命をお出しになったのですか?」

「そうですよ!」

「おだまり!!」

クラーンはほぼ口を動かす事無く言い放った。

「わたしは皆さんが禁断の恋をしている事を知っているのです。さてどうしてわたしは

罰を与えなかったか、それは、わたしは皆さんに『恋』はどういうものかを知ってもら

いたかたのです!」

誰も口を開く妖精はいないただ、じっとクラーンを見つめているのだった。

「これで分かったのでしょう。それでは順番にこのアーチをくぐり今日からの2日本物

の恋を見つけてもらいましょう」

みんなは順番にアーチの中に入っていきました





「う・・・」

太陽が照りつける中で妖精ラン二ーは目を覚ました


「ここは・・・人間界か・・・」


ランニーは目をこすりながら人間界を見回した

「よし。本当の恋をみつけよ~♪っとその前に人間に変身しなくちゃ☆」

「我人間になりたまえ!」

するとかわいい女の子に変身できました

「よし町に行ってみよ~☆」



しばらくして海の見える町が見えました

「うわぁ~キレ~♪」

ランニーはしばらく歩いて行くと

「きみ。ちょっといいかい。」

「わたしですか?」

「はい」

「なんのようですか?」