「彼女帰ったのか?」 しばらくして父さんが帰ってきた。 「まぁね、なんで?」 「そこですれ違ったから…って健…泣いてるのか?」 「父さん…僕フラれちゃったらしい。」 さっき…亜紀が別れを切り出したとき今までの記憶全てじゃないけど少し蘇った。 「そうか…」 「うん…父さん…」 「ん?」 「雪が降ってるね。」