雪玉。[冬]



目が覚めると目の前には真っ白な世界があった。

自分のことを思い出そうとしても自分が誰なのか分からない。


横には女の人が寝ていた。



そんな僕に付けられた病名は記憶喪失―


そんなのTVだけのことだと思っていた。