「お前はここな」


 あたしは黒いドアの前に立たされた。



 部屋は黒でまとめられていた。


 ふかふかの大きなベッドにシャンデリア。

 大きなお風呂に外には綺麗に広がる星空と夜景。









 「気に入った?」




 男はあたしに腕を組みながら立った。






 「まぁね。今までの客からはひどい扱い受けたし」

 「金持ち目当てってわけだ」

 「そうよ」