や~ええ~い♪

 ブラックホールへ、猛突進しまっせ~♪



 GO! GO! GO!



 あったけ~!


 いたいた!


 綺麗なお部屋に、お姫がおられた♪






 「初めまして~。」

 
 「ちょっと、何の用?」


 「何の用って言われましても、ここに来たからには、姫に求婚の申し込みですよ。」


 「何一人で、のこのこやってきてんのよ!  あんた、鉄砲玉ね!
  何で、私が鉄砲玉なんかと結婚しなきゃいけなのよ!冗談じゃないわよ! 」 
  

 「何を、おっしゃいますやら~! 姫様、鉄砲玉でここまで辿り着く、生命力の強さ、運の強さをお認め下さいませよ。 姫に、会いたい一心で、たった一人でブラックホールを抜けて来たんですよ!
  キツイ酸性雨にも負けずに! やっとの思いで辿り着いたのですよ。」


 「あそう、普通に順序を踏まえて、正当にやってくれば酸性雨にもウタレナクテ済んだはずでしょう。
  あなたは、鉄砲玉 ここに存在すること自体おかしいのよ。
  それに、酸性雨にウタレタせいで、少し弱っておられるように見受けられるわ。」