「おいっ!あんな!」


「あんなぁ〜」


「もう、授業おわってる〜!!」


「えぇ〜?うそ〜?」


んーっと背伸びする。


「私屋上で寝てくるー」


「でた。サボり」


返事をせずに屋上に向かった。


「はぁ…」


「なにため息ついてんの?」


「………南」


「俺もさーぼろっ♪」


南は私の隣に寝転ぶ。


「南さ…なんでさっきあんな事言ったの?」


「あんなが好きだからに決まってんじゃん」


「……わかんない。恋ってわかんない」


私は目を閉じる。


「…」


南からは返事なかった。


私は知らぬ間に寝ていた。