「彰…急にどうしたわけ? …う、そだよね……?」 彰は悲しそうに首を横に振る。 「本当だよ…もう決めたんだ」 ………彰。 何でよ。 「アタシじゃなきゃダメって言ったじゃん! もう、週末のデートも放課後の勉強会もなくなっちゃうの?」 彰は頷いた。 「もう、終わりなんだ」 「何で…?嫌なとこがあるなら直すからっ」 涙が溢れる。 「…そういうことじゃないんだ」