凍えそうな冬の日だった。 外はチラチラ雪が降っていた。 きっと初雪。 そんな日だったね。 君の想いが絶ってしまった日。 ――――――――― 「彰っ!急にどうしたの?」 アタシ、中塚歌依-ナカツカシイ-は彼氏の彰に呼び出されていた。 寒い図書室は、アタシたちのいつもの場所。 彰はいつもと違った強張った顔でアタシを見た。 「…どうしたの? 何かあったわけ?いつもと…違うよ?」