『私ね、陽翔君の言葉、一つ一つに一喜一憂して、心が救われてるんだぁ』

『…俺、稜子サンの為に…なってる?』

『うん♪勿論』

『…良かったぁ』

『クスッ…いつも、ありがとう』

『こちらこそ♪…じゃあ、そろそろ行くね☆俺、これから検査なんだ』

『あ、うん…わざわざ来てくれて、ありがと♪さようなら』

『……【さようなら】は嫌だから…またね♪』

陽翔君は笑顔で病室から出て行った…

【またね】…かぁ…


何でも無い言葉が、何だか、くすぐったかった…