思わず強がってしまう、年上女の悲しい性;;

『ちゃんと撮れてなかったら嫌だから、看護婦サンにも撮って貰お♪』

『あ…こら//…写真一枚だけの約束でしょ;;』

『もう一枚だけ♪…あ、看護婦さぁん、写真撮って下さぁい♪』


丁度、通り掛かった看護婦を捕まえ、写真を撮って貰った。

『川崎君、もうすぐ検診の時間だから、自分の病室に戻って下さいねぇ』

そう言い看護婦は、病室から出て行った…

『…じゃ、陽翔君、また明日ね』

『ねぇ、稜子サン…明日も、ここに来たら…迷惑?』

『…迷惑じゃ無いけど…屋上の方が気持ち良いよ?』

『俺、この部屋、気に入っちゃったみたい♪…って事で…また明日♪』


陽翔君が居なくなった、いつもの病室…でも、いつもとは微妙に違う気がした…

この部屋に、陽翔君との想い出が出来てしまったから?