sugar voice



「………」

私は残っているココアをちびちび飲みながら、笹倉さんが一服し終わるのを待った

笹倉さんはプカプカと煙を出しながら直ぐ横にある長椅子に座っている私を横目で見て

「何話してたんだ?」

「…別に…世間話です」

「どうせ、カズの居場所でも聞いてたんだろ?」

「…分かってて聞いたんならタチが悪いですよ」

ハッと馬鹿にしたような口調で言う笹倉さんを軽く睨んで、飲み干したアルミ缶をゴミ箱へ捨てた

「ナツさんは笹倉さんが知ってるって言ってました」

「ああ…知ってるな。だけど今は教えねぇ。お前がちゃんと働いたら会わせてやる」

「…私は笹倉さんを信じますよ?」

本当に会わせてくれるのか疑問だが、手がかりはこれしかないからやるしかない

その言葉にニヤリと笑うと、煙草を消して私の部屋の場所に行くからついて来いって言われ、私は笹倉さんの後ろを慌てて追いかけた