「結城美衣」 そんな俺の冷たい声が教室に響く。 ヤツはいかにも不機嫌な顔で俺を見る。 私の名前を呼び捨てにするなんて とでもいいたそう。 『何か?』 「こないだはやってくれたよな」 そんな俺の言葉にもヤツは全然動じない。 『あれがどうかしましたの?』 「俺さー見ちゃったんだよな」 『何をですの?』 「結城サンのお父さんの不倫現場」 そう言って用意していた写真を見せる。