ドラムの人はどんどんあたしに顔を近付けて来てとうとう鼻の頭が付くぐらい近くにその人の顔があった 「おぃーっ!こいつは俺の。手、出さないでね?」 男はあたしを抱き寄せて言った 「あんたのぢゃないし…」 「ぷっ。のんちゃんフられてやんの~っ♪」 「てめぇっ!!」 「あははっ」 まぢ、腕離して欲しい… 「おぃおぃあんたらよー仔猫ちゃんが不機嫌だぞー?」 カウンターにいた人があたしの様子に気付いたのか男に言った 「ん?あぁごめん」 そう言って男は腕を離した 「そんで?その子どうすんの?」