ハツコイ






「ごめん。遅くなった。」



「風邪引いちゃう中入って」




とりあえず、恭助を自分の部屋の中へ入れた。





タオルを渡して、ベッドの上に座った。





いつになく緊張していて、何を話して良いか分からなくなってしまう。





「あ〜。話って何だったの?」



ワシャワシャ髪を乾かしながら、ぁたしに聞いた。



「いや〜、その……」




「もしかして、泣いてた?」



「違うし……」



「んー、そっか。」




タオルで拭き終わったみたいで、犬みたいにブルブルしてた。




「俺も、話したいことあるんだよね(笑)」




「じゃあ、恭助から話して。」



「ん。分かった。」