ハツコイ






家に着き、涙をこらえていた瞳は
もうすでに、止めることは出来なくなっていた。





短い時間の儚き恋だった。





あんなに短い時間で、こんなにも好きになってしまった。





好きで、好きで、好きで。





カラダ中が、恭助色に染められているみたい……





泣いて、泣いて、泣いて……






「振られちゃったんだ。」





ぁたしは、そぅ思った。




……外では、ぁたしの涙のように、雨が勢いよく降っている。